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100円ショップ「セリア」のイヤホンは恐ろしいまでの高音質(になる可能性がある) [音楽:イヤホン]

9/24追記:100均の面白半分に買って遊んでたけど、400円前後でこんな高音質イヤホン買えるなら、もう100均のは買わない。 『爆安なのに驚異的に高音質なイヤホンを連発する深圳の新進メーカー「Knowledge Zenith」の新作、「KZ-HD9」を購入した


昨年購入したKnowledge Zenithのイヤホン、「KZ-ED2」は非常に素晴らしい音質で、毎日手放せない相棒になっております。

参考記事:中華なイヤホン「KZ-ED2」を購入。

ですが、このあいだ100円ショップ「セリア」によったら気になるイヤホンがあったので、話の種に買ってみました。中華製品ばかにならないし。
「スマートフォン用Alminiumステレオイヤホンマイク」
1:パッケージ.jpg

デザインは凝ってておしゃれな感じ。
2:筐体.jpg

アルミ、て書いてあるけど、持った感じ全然そんな気がしない。青く色の付いている筒の部分だけアルミなのかな?
音の出る部分(音筒)と、後ろのケーブルの出てる部分は明らかにプラスチックです。
見た目はわりといい感じです。

しかも、通話用のマイクまでついている。コスパ高い!
3:マイク.jpg

流石に音楽再生用のリモコンまでは付いていないのが残念ですが、100均にそこまで求めるのは酷か。

とまぁ、見た目は「もしかして」と、音質に対する期待を持たせてくれるのですが、実際に音を聞いたら、「あちゃー」って感じで凹みます。

何でしょう、大きめのホールで演奏している様子を、ドア開けたホールの外で、50mぐらい離れたところから聞いている感じ。とにかく音がこもって臨場感がない。あまりにもひどい音でイヤホン投げ捨てようかとも思ったんですが、片耳づつ聴くと出てる音は変なピークが感じられない。これは化けるかも、ということでまた改造してみました。壊れても100円なら惜しくないし。
関連記事:
100均イヤホンを改造する

*注意:このあとの記事にはイヤホン改造の内容を含みますが、メーカーの想定しない使い方です。商品の機能/性能を損ねる恐れがあります。また、電動工具などを使う上での怪我などの危険性もあります。記事の内容を真似される方は自己責任で。

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前回同様の改造をしようと思ったのですが、今回の商品はちょっと手ごわい。ペンチでカシメてハウジングこじ開けようと思ったんですが固くてまったくあけられない。

なので、強引な手段をとることにしました。筐体の後方、コードが出ているところの上部に小さな穴が開いているのですが、そこを電動ドリルで2mmほどに広げます。そしてそこにダイソーのグルーガンを押し付けて、強引に樹脂をぶち込みます。どのぐらいか?入るだけ(笑

作業の写真はありません。で、出来上がりが、↓こちら。
4:改造後.jpg

はみ出したグルーがみっともなく、やっつけ仕事で見栄えは悪いのです。でも、でも、化けました!むっちゃ音が良くなった。

正直言うと、ちょっと失敗しています。左右のバランスが悪くなり、右のほうが出音が大きくなっちゃったんですけど、その失敗を遥かに上回る音質改善効果が得られてます。ハウジングの設計はいい加減でも、使っているドライバーはそれなりの実力をもっていたんですね。以前の改造品なんかまったく相手にならない。それどころか下手したら2000円ぐらいまでのイヤホンでもこれより悪いのある。

ぶっちゃけ、低音は出ません。バスドラとかペニャペニャ。なので、この改造イヤホンでドリームシアターとか聴くと萎えます。高域も詰まった感じで、いわゆる「かまぼこ型」になるのかな。
多分流行りの音楽を求める人には満足いかない音だと思います。

それと、中広域あたりに変なピークがあって、シンバルあたりがうるさく、スネアが安っぽい。

ですが、中低域から高域にかけて非常にフラットで、ものすごくナチュラルなサウンドを出してくれます。しっかりMyungのベースラインとか追えるし、LaBrieのハーモニーもよく響く。「音楽的」な再生音と言ったら言い過ぎか。

弦楽四重奏や室内楽も、意外とつややか。例えば、南米の誇る古楽器奏者、Eduardo Egüez率いる「La Chimera」による、モンテヴェルディとタンゴの融合という異色作、「Buenos Aires Madrigal」。


Eduardoのリュートが艶やかに響く。びっくりするほどの質感。Furio Zanasiのテナーも優しい。

オーケストラはちょっと厳しいかな?サロ様のムソルグスキー「禿山の一夜(原典版)」。


原典版のもつ荒々しさとか、バスドラとか薄っぺらくなっちゃうのでだいぶ棘が薄れた感じになりますが、ストリングスの響きはそこそこだし、木管の絡みとか結構緻密に描かれて悪くない。

いったいこのイヤホンはどのぐらいの実力を得ることが出来たのか?発振器で聴感上の特性を確認します。使うアプリはまた例によって「Signal Generator: Audio Test Tone Utiliry」。
Signal Generator: Audio Test Tone Utility App
カテゴリ: ユーティリティ

価格: 無料


低域は25Hzぐらいから「あ、あー」って分かるぐらいは出てる。40Hzぐらいからハッキリしだし、300Hz〜1000Hzぐらいがちょっと分厚い。それと3000Hzぐらいに少しピークがあって、8500Hzぐらいから急に減退して、10000Hz以上はすっぱりでなくなる。高域の弱さが確認できる結果ですが、不必要なピークがほんと少ない。搭載ドライバーの驚くほどの力量がうかがえます。

とにかく、じっくり音楽を聴き込むのにはお話しにならない音質だけど、通勤時、作業時のBGMには何ら不服のないレベルの音質でたまげます。KZ-ED2を押しのける出来ではありませんが、多分これから外出時は壊れてもいいようにこれにする。

結局、低価格イヤホンの設計で、無理に低音を出そうとしてハウジング内で共鳴させるのが間違ってるんですよね。ハリボテの音になるよりも、ドライバーの性能を引き出せる適切なハウジングサイズにすればいいのに。

とにかく、この音は馬鹿になりません。中途半端な安物イヤホンは駆逐される音です。少なくともわたしには「あり」な音。
ですが100円なので、もし真似する方がおられたとしても、過大な期待は禁物ですよ。
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